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西原台団地自治会
自主防災会



自主防災会たより


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西原台団地自治会自主防災会たより
(No81)平成 30 年 7 月 29 日

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大阪北部の地震・西日本集中豪雨が再認識させたリアルな『21世紀は災害の世紀』

6月18日発生の大阪府北部の地震では、ブロック塀の崩壊による児童の犠牲があり、胸を詰まされました。
そして都市機能の麻痺、住宅の損壊、電気水道、通信等の被害でライフラインへの被害で住民生活へ大きな影響が出ました。


1984 年宮城県沖地震は、建築基準法新耐震基準のきっかけとなった地震として知られますが、ブロック塀や門柱などの倒壊で多くの死者が、それも子ども・高齢者が多く犠牲になったことも特徴的な地震災害でした。 宮城県沖地震で崩壊したブロック塀の犠牲になった児童が「頑丈そうな塀などに身を寄せてしまったとみられる」との報告もあるようです。


(土砂に覆われた災害現場Facebook)6月18日の大阪北部地震では学校のブロック塀の倒壊による児童が犠牲になったほか、高齢者が塀の倒壊や倒れてきた家具の下敷きになって死亡するという事故も発生しました。
人間は、地震の際、「頑丈そうな塀に身を寄せる」という錯誤に陥りやすいのだそうです。

塀は頑丈なものという=正常化の偏見ともいうべき心理状態になると言われています。 外出時の地震時対応としては、「地震の時には、塀から離れ(倒壊前の壁と倒壊後の状況寿永小学校google.and.yomiuri) ること」が基本となっています。

一方、6 月28 日から7 月8 日頃にかけて、西日本を中心に全国的に広い範囲で記録された台風7 号および梅雨前線等の影響による集中豪雨は甚大な被害を出しました。(「平成30年7月豪雨」と同年7月9日に気象庁が命名)

今回の豪雨で気象庁は、数十年に一度の重大な災害が予想される場合に出す「大雨特別警報」を福岡、佐賀、長崎、広島、岡山、鳥取、京都、兵庫、岐阜、愛媛、高知の11府県で発表しました。

7月8日までにすべて解除されましたが、2013年に特別警報の運用が始まって以降、一つの災害で4府県以上に出されたのは初めてのことです。

それにしても、数十年に一度の重大な災害が予想される場合に出す「特別警報」は、毎年、特別警報が同じ場所でも出されて甚大な被害を被っています。
巨大災害は徐々に、粛々と、刻々と、リアルにその異常な大災害の実相を垣間見せ、私たちは本能的な感覚で、その不気味な空気感に人々が気づき始めてきています。

気候の変動は現実となり、災害規模の大きさも確実化しています。

「21世紀は災害の世紀」となりました。私達は、これらの災害に立ち向かっていく必要があります。 (Busai Plus から一部引用)

「正常化の偏見(正常性バイアス)とは」(一口メモ)



(防災・救助イラスト集から)

災害に直面した際には人々は慌てふためきパニックになる場合があります。

しかし、その逆で危険なのに焦らずに「どうせ大丈夫」だろうと過小評価して逃げ遅れることがあります。このことを「正常性バイアス(正常化の偏見)」と言うのですが、災害心理学の世界では大きな問題として取り上げられています。

実際に東日本大震災の際などにもこの正常性バイアスによって犠牲になった方が多くいます。

災害心理学では正常性バイアスはある種の自我防衛機能と考えられており、災害時でも危険を無視することで心理的なバランスを保とうとする状態を言います。

被災地の住民がうまく逃げるには「率先避難者」が重要になります。率先避難者とは災害時に自ら率先して危険を避ける行動を起こすことができる人です。

率先避難者が避難することで周りの人にも危険と認識させられます。

豪雨によって死亡した8割は、屋内での溺死でした。被災者の話では、「まさかこんな経験もしたことのない水害になろうとは」「避難するまでもないと思っていたが、一気に水が来て、避難しようにも出来なかった」等の話が多くあります。

=正常化の偏見ともいうべき心理状態がそうさせたのでしょう。

※「災害は、いつでも、どこでも、突然に、想定外で発生する」日頃から備えよう!